さよはじ

さよならとはじめまして そろそろ就活生。地方の女子大学生。

受験コンプレックス

来週はセンター試験だそうで。私たちの代からすると、センター試験は3年前の出来事です。

ただ、私にセンター試験の思い出はありません。

今の大学には、いわゆる推薦入学の形で入りました。受かるはずないと思って受験して、まさかの合格。自分の受験番号を見つけたときは嬉しさより驚きのほうが大きかった記憶があります。むしろ、私を合格させるこの大学は大丈夫かと思いました。

センター併用の入試ではなかったため、12月には晴れて自由の身だったわけですが、周りはここからが追い込み時という時期。友達の邪魔をしないように、私の存在で友達をイラつかせないように、私なりに気を付けていたつもりでしたが、本当の受験戦争を経験せずにいる人間がそこに存在するだけで、周りは本当にイラついていたと思います。

高校にも推薦入学だったので、私は受験という受験を経験したことがありません。

 

それをコンプレックスに感じ始めたのは大学に入ってしばらくしてから。私には、この人たちのように、「努力した結果今がある」と誇れるものが何もないのではないか、と周りの友達を見ながら感じ始めました。周りはほとんど一般受験組で、受験期の話はどの人に聞いても壮絶です。なんだか、それがとてもカッコよく思えて、自分がなんにもない空っぽな人間に思えたのを覚えています。

 

日本はよく、大学に入るのは大変だけど、出るのは簡単であると揶揄されます。確かに、入学して時間がたつにつれて、受験期の姿が想像できなくなるほど堕落していく大学生は多いですが、それでも私は、努力や我慢を積み重ねてきた結果ここにいる彼らを、カッコいいなと思うわけです。

 

今の大学の今の学科にいることに後悔は全くありませんが(私は当時、勉強していた科目が足りず、今の学科には推薦入試でしか行く方法がなかったので、それに落ちたら他の大学を受けるつもりでした。なおさら幸運だったと思います。)、もし高校3年生に戻れるとしたら、一般受験で行ける大学を目指すかもしれません。受かった身で言うのもおかしなことですが、推薦入試やAO入試って、どうなんでしょう。私と同じような、あとから襲ってくる「受験コンプレックス」の大学生(高校生)って、意外と多いんじゃないでしょうか。

努力した人って、やっぱりカッコいいですよね。

 

私もなにかやり遂げたいと思う2016年でございます。就活解禁まであと少し。